医療従事者

仕事について

病院薬剤師のやりがいって何?

こんにちは、著者【の】の後輩で薬剤師3年目の「ちゅん」です。 「病院薬剤師に興味があるが、仕事内容ややりがいがよくわからない」「病院に転職したいが仕事内容のイメージがわかない」といったお悩みはないでしょうか? この記事では病院薬剤師に特徴的...
腎機能評価

肥満患者の腎機能はどう評価するか?

本記事では肥満患者の腎機能の評価について解説します。 入院患者ではどちらかというと痩せた方を見る場面が多いかもしれませんが、心血管疾患や糖尿病などで肥満患者に対応することもありえます。 ところで、肥満とはどのように定義されるでしょうか。 日...
腎機能評価

痩せた高齢者の腎機能はどう評価するか?

新人 クレアチニンクリアランス計算して、用量大丈夫だなって思って調剤したら、監査で先輩に止められたんだよ〜 ぱいせん クレアチニンクリアランスが腎機能を反映していない場合があるんだ。どんな時か見てみよう 問題です まず、下の問題を解いてみま...
バイタルサイン

バイタルサイン④~心拍と脈拍について~

前回の記事を要約すると、「血圧が低下する前に脈拍数が増加するので注意しよう」ということでしたね。今回は脈拍数と心拍数の違いについて説明します。 収縮期・拡張期にはそれぞれ何が起こっている? 今回は心臓側から注目します。心臓の周期(心周期)は...
バイタルサイン

バイタルサイン③~脈拍数について~

新人 平均血圧が低下すると皮膚・消化管→腎臓→脳へ血流が途絶えてしまうんだね。一番大事なバイタルの血圧をクリアしたから、だいぶ勉強進んだかな?? ぱいせん 血圧が低下すると起きる症状を知っておくことは重要だけど、実臨床では血圧が低下してから...
バイタルサイン

バイタルサイン②~続・血圧~

ぱいせん 前回に続いて、血圧について学んでいきましょう。血圧は「ホースから出る水の勢い」をイメージしてくださいね。 血圧は3種類 血圧は3種類あり、以下の様に意味合いが異なります。まずは結論から覚えてください。 収縮期血圧は左心室の後負荷を...
循環

~ノルアドレナリンとアドレナリン、使われ方はどう違う?~

ぱいせん 血圧低下への対処方法として血管に存在するα₁受容体刺激薬を使用する方法がありました。 α₁受容体刺激薬の中には、ノルアドレナリンとアドレナリンがあります。この2つ、名前も構造もよく似ていますが使われ方や薬効は異なります。どんな違い...
バイタルサイン

バイタルサイン①~血圧~

今回の記事ではバイタルサインのうち、血圧について説明します。 バイタルサインとは? バイタルサインとは患者の生命に関する最も基本的な情報のことです。Vital(生命に関する)+Sign(徴候)です。古典的には血圧、脈拍、呼吸回数、体温が挙げ...
循環

循環④~循環の3要素/心収縮力について~

今回の記事では循環の3要素のうち、心収縮力について説明します。 心収縮力の指標、LVEF(左室駆出率) 左心室の収縮能を表すLVEF (Left Ventricular Ejection Fraction: 左室駆出率)が一般的な指標として...
循環

循環②~循環の3要素 / 前負荷について~

著者【の】 前回の記事では全身循環について説明しました。 簡潔に振り返ると、循環とは各種臓器へ酸素を届けることであり、酸素は生命活動に必要なATPの産生に必要不可欠でしたね。全身循環の大まかな流れとしては、静脈から心臓へ血液が戻り、心臓が収...